新しい レーザー機器 を導入させて頂きます！！
お疲れ様です。 副院長の大川翼です
今日も東大和は寒い１日となりましたね
昨日から降っている雨のせいもあるのでしょうね・・・
今夜は雪の可能性もあるみたいですから、足元には十分にお気を付け下さい
２０１４年 が始まりまして、大川歯科医院 では新しい レーザー機器 を 導入 する事が決定しました
将来的に導入したいと考えていた物で、設計の段階から 収納スペース を 設計 に組み込んでおりました
私も院長もそのスペースに レーザー を 収納 出来る日を１つの目標として、仕事を頑張るモチベーションとして参りました
では、どの様な機器なのかを説明させて頂きます
今まで 大川歯科医院 で使っていた レーザー機器 は、
Ｎｄ － ＹＡＧ レーザー （ ネオジウム ・ ヤグ レーザー ）
と言われる機器でしたが、今回導入させて頂く レーザー 機器は、
ＣＯ２ レーザー （ 炭酸ガスレーザー ）
と言われる機器になります
歯科で使われている レーザー機器 は、上で紹介した ２種類 の レーザー に他に Ｅｒ － ＹＡＧ レーザー （ エルビウム ・ ヤグ レーザー ） や 半導体レーザー などがあります。
これらの レーザー は、すべ て波長 が異なり レーザーの性質 （ 水に対する吸収特性 ） も違います。
人の体は多くの 水 を含んでいますので、このレーザーの性質の違いにより各 レーザー の体への作用も変わってきます。
ですから、それぞれの レーザー を使い分ける事によって色々な事に対して幅広く対応させて頂く事が可能となってきます。
では、具体的にどの様な治療に使われるのかを説明させて頂きます。
炭酸ガスレーザー には ２つ の大きな 特徴 があります。
レーザーメス （ 連続発振 ） としての特長
1. 切開と同時に止血もできるので、術後の出血が少なく済む
2. 通常の電気メスは接触した周囲も焼けてしまうが、レーザーはピンポイント、狭く必要な範囲だけ切開、焼灼できる
3. 術後の傷の治癒が早い
4. 術後の痛み、腫れが少ない
オペレーザーPRO蒸散等（スーパーパルス）としての特徴
1. 殺菌、消毒効果がある
2. 炎症を抑える効果がある
3. 知覚抑制効果がある
4. 止血作用
5. 粘膜表面組織の蒸散
この特徴を生かしてどの様な治療が可能になってくるのでしょうか
歯周病
歯 と 歯肉 の間にある 歯周ポケット と言われる溝に レーザー をあてる事によて、歯周病 の原因となる 細菌 をやっつけます。
レーザーをあてる事により、歯周病 の原因となっている 細菌 が急激に減り、歯周病の治療の手助けとなります。
歯石の除去 ・ ブラシッング指導 と併せて行う事で、歯周病の改善に大きな効果を発揮します。
また、歯肉 ヘ レーザー を照射することで、免疫性 を 増強 し、細菌の定着 や 歯肉の炎症 を抑え、殺歯効果 も期待できます。
歯肉 が急に腫れてしまった場合には、レーザーメス として使用する事で 膿瘍 を 切開 ・ 排膿 させます。
痛みと腫れは和らぎ、治癒も早くなります。
口内炎
お口の中 や 唇 にできる 口内炎 や 口角炎 の痛みは、レーザー の照射によって和らぎ、治りも早くなります。
入れ歯 があたってできる 潰瘍（かいよう） にも効果があります。
象牙質知覚過敏症 の 処置
磨耗 や 歯周病 などで歯が冷たいものなどに対して一時的に痛みを感じてしまう 象牙質知覚過敏症 に対して、レーザーを照射する事で痛みを軽減することができます。
歯の表面に薄い膜ができ、孔（あな） をふさぐ事によって歯の神経を保護するので痛みを防ぐ事ができます。
歯肉 の 黒ずみ
メラニン という 色素 により 歯肉 が黒くなることがあります。
この メラニン による 色素沈着 に対して、レーザー はこの 黒ずみ をきわめて短時間で除去します。
数日後には元の キレイ な ピンク色 の 歯肉 へと生まれ変わります。
審美的な歯肉の回復にはかなり効果的です。
腫瘍 ・ 膿胞 の 切除
通常のメス や 電気メス を使用しますが、それらを使わずかわりに レーザー を レーザーメス として使用し、腫瘍 ・ 膿胞 を切除します。
手術中 ・ 術後 の 出血 はほとんどなく、通常のメスを使用した場合に比べて 術後 の痛みは少なく、治癒も良好と言われています。
顎関節症 の 処置
顎関節症における痛みには 筋肉の痛み と 関節部の痛み がありますが、レーザーを照射することでそれらの痛みを緩和することができ 開口状態 も回復してきます。
新しい機器を導入させて頂く事で、患者様により負担の少ない治療を実現出来る事になりそうです
今後もよりよい歯科医院になるべく新しい機器の導入を考えておりますので、その際にはまたお知らせさせて頂きます
もちろん、Ｎｄ － ＹＡＧ レーザー （ ネオジウム ・ ヤグ レーザー ） も継続して使わせて頂きますので、２種類 の レーザー によって治療の幅も大きく広がります
少しでも患者様のご希望に沿える様に、今後も努力して参ります
副院長 大川翼